インタビュー

interview

〜第一回〜

映画監督としても活躍中の元祖マルチタレント

愛川欽也さん

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プロフィール
愛川欽也(あいかわきんや)
東京都出身。1971年スタートのTBSラジオ『パックインミュージック』で人気を獲得。のちにテレビ司会者として『11PM』や『なるほど!ザ・ワールド』などの長寿番組を支える。映画『さよならモロッコ』で監督・主演を務めるほか、東映映画『トラック野郎』シリーズでは、人間味あふれる三枚目役で大ブレイクする。近年はドラマや舞台に加え、現在、BS11で主演、脚本・監督を担う人情刑事ドラマ『港 古志郎警視』が絶賛放映中。自身のインターネットテレビ局『kinkin.tv』で6月からCS放送で人気の番組「愛川欽也パックインジャーナル」を復活。

スタジオ/Planear 荻窪スタジオ
撮影/荒井大洋

ロケーション選びとプラネアールスタジオについて

愛川欽也さんが思うロケーション選びに対するこだわりとは何でしょうか
また弊社スタジオの印象をお話しください。

aikawa_3 物語には、登場人物に見合った環境作りが大事ですからね。背景でも「その人らしさ」を見せなければいけません。
昔は個人の家を借りたりしていたけど、スタジオではないので家主とトラブルになったりは日常茶飯事。
二度と貸してくれなくなるところが多かったものです。

「港 古志郎警視」でも、定食屋で働く青年が事件に巻き込まれる回では、長時間使える居酒屋がなくプラネアールの「上板橋スタジオ」を大々的に使用させて頂きました。
あとスタジオスタッフが付いていてくれるプラネアールの存在はすごく助かるんですよ。

病院シーンもドラマでは必要なシチュエーションです。
みずほ台井上病院スタジオ」をご利用になられていますが使用した感想はいかがでしょうか?

病院といえば『井上病院』だからね! おなじみですよ。営業時間中の病院だと気を使うことが多いですから。
ここがいいのは音が出せることや外観が使えること。入退院するときの画を撮るときには玄関口のシーンは必須ですから。
こういう一棟まるごと病院を使えるスタジオは貴重です。

一戸建てスタジオもよくご利用頂いているとお聞きしたのですが、
「港 古志郎警視」で「江古田1スタジオ」を使用された時の印象はいかがでしょうか?

_G4A0022うんうん、行きましたね。懐かしい雰囲気でね、このままでも撮影できるぐらい作ってあるから助かりますよ。
人は家の中ばかりにいるわけではないから、このスタジオのように外観も撮れるところがいいんです。
あと、窓から見える景色なんかも重要ですね。その辺はロケハンでチェックするようにしています。

オフィスに関する様々なシーンにこだわって作品を撮られている愛川欽也さんですが、プラネアールのオフィススタジオをご利用になっての感想はありますか?

オフィススタジオもだいぶ行ったなあ。オフィスのエントランスが撮れる所を自分はよく選びますね。 例えば「オフィス新宿スタジオ」のようなワンフロアの広いオフィスだと、 その規模に合わせた従業員(キャスト)の数を集めなきゃいけないから人件費が大変(笑)。
そんなときは衝立で区切って複数のシチュエーションを作ったりして工夫するんだけど。

あと、会社のシーンでは洗面所もよく使いますね。 洗面所でOLが立ち話をしているシーンなんかを脚本では気軽に書いちゃうんだけど、実際は汚れていたり、 撮影に向いていない事が多いんだけど「井荻オフィス」の洗面所のようにこうしていつも綺麗にされていると嬉しいものですよ。

柿の木坂スタジオ」での外撮影時のエピソードがあるそうですが、差し支えなければお聞かせ頂けないでしょうか

撮影しているところにギャラリーがたくさん集まってしまったことがありました。
やっぱりこっちは撮影を続けられないと困りますからね。
そんなときは自分が出て行って『おじゃましてますよー』と声をかけるだけで和やかになってくれるものです。
自分のところで作っているTシャツを配ったりしてね(笑)。第一、こちらが人様のところに上がり込んでいるわけだから、低姿勢でいるのが一番ですよ。

 
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