インタビュー

interview

〜第二回〜

映像専門学校「UTB映像アカデミー」
教育指導責任者/プロデューサー

松澤和行さん

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プロフィール
プロデューサー/UTB映像アカデミー・教育指導責任者
松澤和行 (まつざわかずゆき)
大学卒業後UTB映像アカデミー入学。卒業後は映像制作会社に入社し、数々のTV番組の制作を手掛ける。その後、UTB映像アカデミーにて教務スタッフとして後進の育成に努めながら、プロデューサーとして数々の映像作品に携わる。また構成作家、俳優としても多方面で活躍。主な作品は、「電車男」「プロジェクトX」「サイタマノラッパー‐ロードサイドの逃亡者‐」など。

スタジオ/Planear 初台玉井病院スタジオ 撮影/合田義弘

プラネアールを選び続ける理由

プロにも学生にも薦められる撮りやすさ

さまざまなテレビ番組でディレクターを務め、現在は映像専門学校「UTB映像アカデミー」で教育指導責任者としても活躍する松澤和行さん。常に多様な撮影案件を抱える松澤さんには、プラネアールのスタジオをよくご利用いただいている縁があり、このインタビューを企画することになった。あまたとあるスタジオの中から、プラネアールを選んでいただける理由とは?

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どんなシチュエーションにも対応できるほど、たくさんのスタジオがあるのが魅力ですね。
撮影時にスタジオマンがいるので、急な小道具の相談などでフォローしてもらうこともあります。
また、知名度があるので、タレントさんなどを呼ぶときに案内しやすい。ブランド力というか、安心感がありますね。

プラネアールは映像を学ぶ学生を対象にした使用料半額サービス「サツイク」を展開中。未来のプロをサポートする活動が好評だ。

学生たちの制作実習でもお世話になっています。撮影がしやすいのは折り紙つきですから、どんどん使ってほしいですね。
まずこの業界でやっていくには、プラネアールという単語を知らないと(笑)。就職する前に使っておけば、働き出してから現場選びの助けになると思います。

撮影現場を体験することの大切さ

離職率が高すぎる映像業界について

長きに渡って映像業界が抱え続けている、新人の離職率問題。実際、時間に追われるプロの制作現場において、細やかに新人を教育する余裕はないに等しい。

「私がいたテレビ番組の制作会社でも、毎年30人ぐらい入社して1年後に残っているのは1〜2人。せっかく意欲を持って業界に入ってきても続けることが難しい現状を、もったいなく思っていました。」

自分が何をやっているのか、なぜ叱られているのか分からないまま、徹夜作業が毎日続いていくわけです。先輩たちも『どうせすぐ辞めるだろう』と思って新人に冷たかったりするんですね(笑)。なので、生徒たちには実際の撮影現場を経験し、仕事を理解してもらうのが最善と考えています。

専門学校でありながら制作会社でもあるのが同校の最大の特徴。テレビ番組や映画などの制作会社から協力の依頼が多数寄せられるため、プロの現場のリアルをいち早く目の当たりにすることができるのだ。まずはこの業界に対する耐性を得ることで、長く活躍できる人材へと成長していく。

まずは『華やかでカッコイイ業界』という誤解を解いてあげたい。この仕事は『泥臭い人間の心を覗く』ところだからと。

自分の興味が仕事になる「ディレクター」

松澤さんも同校のOB。卒業後は制作会社に入社し、テレビ番組を中心に手掛けることになる。

『処刑された○○は生きていた!』のたぐいのドキュメンタリー企画でディレクターをしていた時、取材中にとある政府にマークされてしまったことがありました。もし本人が生きているとしたら、国家としても大問題になりますから。大変でしたが、もともと自分でも興味を持って調べていた人物だったので、思い入れがありますね。
他にも歴史的な偉人や公害・環境に関するドキュメントを担当してきましたが、さまざまな思惑や都合を抱えた人たちと接することで『人間の面白み』を知ることになり、この仕事の本質を学ぶことができたと思います。

TV番組以外にも映画やPVなど、さまざまな映像制作に携わり続けている。そんな現場経験が豊富な松澤さんが語る、プラネアールのスタジオの使用感とは?

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